こんにちは!どらじです。
今回は核医学の名著『核医学ノート』についてレビューしてみました。
こちらの本は
- PET/シンチグラフィの読影経験が少ない後期研修医の先生方
- これから専門医試験を受ける予定の先生方
にとてもオススメの本です。
核医学初学者におすすめ!
おすすめポイントとしては
- 初心者でも理解しやすいシンプルな構成
- コスパが非常に良い
- 専門医試験対策にも使える
それぞれについて簡単に解説します。
『核医学ノート』レビュー&おすすめポイント3選!
初心者でも理解しやすいシンプルな構成
核医学ノートにはPETや様々なシンチグラフィについて
- どうしてRIが集積する/しないのか?(原理)
- どのような核種を使うのか?性質は?(放射線医薬品)
- 検査方法は?前処置は?(検査方法)
- 健常人はどのように見えるか?(正常像)
- それぞれの疾患の画像所見は?(異常像)
に項目が分かれて書いてあります。
文章がだらだら書いてあるわけではないので
自分が知りたいことがどこに書いてあるのかすぐ把握することができます。
知りたいことが早く見つかるのはうれしい
初めて読影する検査でも、ある程度理解ができる内容になっています。
最近は核医学画像もカラー化しているので
核医学ノートも第6版からカラー画像が増えてさらに見やすくなっています!
コスパが非常に良い
広範囲を網羅しつつ、本自体は384ページと比較的コンパクトなサイズで
辞書というよりは日常臨床でガシガシ使っていける本だと思います。
これだけ使えて税込み5280円。
5000円ちょっとでこの内容はかなりコストパフォーマンスが高いです。
医学書でコスパ高いとかなりありがたい・・・!
専門医試験対策にも使える
専門医試験には『核医学』の分野で色々な種類のシンチグラフィの問題が出題されます。
- このシンチグラフィ読んだことない・・・
- この検査の前処置とか検査の流れとか普段技師さん任せでわからないよ・・・
と思ってしまう問題も多数。。
レジデントセミナーでも解説はしてくれますが、それだけでは不十分で
自分で知識を補う必要があります。
レジデントセミナーでは各論の解説は少なめ
この本なら核医学検査が広範囲に網羅的に書いてありますので試験勉強にも役立ちます!
ちなみに、僕も前作の第5版をフル活用して勉強しました。
初めて経験する核医学検査の読影に活用しよう
具体的な使い方としては
- この検査初めてなんだけどどうやって読影したらいいの?
- 正常像がよくわからないから、異常もわからない・・・
と思ったときに手にするとよいと思います。
この本に記載してある内容で事足りればそれでいいですし
足りないな、と思ったら他の教科書や文献を探してみましょう。
核医学検査ノートレビュー&おすすめポイント3選のまとめ!
『核医学ノート』の良さはこの3点!
- 初心者でも理解しやすいシンプルな構成
- コスパが非常に良い
- 専門医試験対策にも使える
日常臨床、専門医試験勉強にぜひ役立ててみて下さい!!
コメント