こんにちは!どらじです。
今回は、専門医試験対策において大変重要な位置を占める放射線科レジデントセミナーについて記事にまとめました。ぜひ参考にしていただけると幸いです!
放射線科レジデントセミナーとは?
放射線科レジデントセミナーでは、放射線科専門医試験に出題される範囲の講義を網羅的に受講することが可能です。
3日間みっちりと講義を受講するスタイルのため忍耐力が必要になるセミナーですが、来年放射線科専門医試験(一次試験)を控えている後期研修医の先生方は受講しておいて間違いないと思います。
放射線診断科の先生にとっては、専門医試験の大部分を占める画像診断の領域に加え、普段あまり勉強することがない放射線治療の分野の勉強のとっかかりになりますので、非常に有益だと思います!
参加前の準備
日本放射線科専門医会・医会(JCR)への入会
申し込む前に、日本放射線科専門医会・医会(JCR)に入会していない先生は、入会するかどうかを検討しましょう。
JCRは入会金5000円、診断専門医を取得するまでは準会員となり年会費は無料です。
会員であればレジデントセミナーの参加費が50000円→30000円と安くなります。
またミッドサマー・ミッドウィンターセミナーの参加費も24000円→12000円と安くなります。
特に放射線診断専門医になるまでは年会費がかかりませんから、個人的には入会しておいて損はないと思います。
セミナーへの申し込み方法
JCRのホームページから必要事項を入力し、参加費を振り込みます。
申し込み期限がありますので、忘れずにチェックするようにしましょう。
今年開催されるセミナーのリンクを以下に貼り付けておきます。
2024年度 第12回放射線科レジデントセミナー
準備しておきたいもの
- プログラム:申し込みのページにPDFがあります。
- レジュメ:開催1週間前程度にデジタルデータを配布。紙に1ページにスライド4-6枚で両面印刷がおすすめです。
- 筆記用具
- 上着やホッカイロ:会場が寒い場合がありますので、体温調節用に。
- 事前に過去問を解いておく:可能であれば1-2年分でもいいので、セミナー参加前に過去問を解いてみることをおすすめします。講義の中で「これは過去問に出ていた内容だ」と気づいたり、講師から「これは過去問でも出題されています」と言われたときに、頭に入りやすくなるかもしれません。
セミナーの内容について
講義の内容は、基礎・診断・核医学・治療をそれぞれ細かい項目に分け、1コマ30-50分程度の講義を3日間かけて受講します。
授業は1コマあたり40分前後と短く、講師の先生もなるべく短時間で出題される範囲をカバーしようと一生懸命ですので、かなり講義スピードは速いです。
ライブ配信だと、講義中に準備したレジュメ以外に目を向ける暇はほぼないと思います(途中で教科書とかネットで調べたりは難しい)。
基本的に講義中に不明だった点はメモしておいて、休憩中あるい講義終了後に調べることをおすすめします。
また全てのスライドを解説しないこともあるので、その場合は各自で勉強しましょう。
まとめ
来年一次試験を受ける予定の後期研修医にぜひ参加して頂きたいレジデントセミナーについて、簡単にまとめました。
レジデントセミナーを受講して焦りを感じた先生方も、専門医試験まではまだ8カ月もあります!
焦らずに対策をすすめていきましょう。
こちらの記事では放射線科専門医試験に役に立つ本を紹介しています。
また、こちらの記事では試験勉強に役立つ後期研修医の先生方へのおすすめ本も紹介しています。
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