こんにちは!どらじです。
今回は核医学の名著『わかりやすい核医学』についてレビューしてみました!
こちらの本はこんな先生方にオススメです。
- PET/シンチグラフィの読影経験が少ない後期研修医
- これから専門医試験を受ける予定の先生方
- カラーできれいな教科書が欲しい!という先生方
核医学初学者におすすめ!
おすすめポイントとしては以下の3点!
- カラーの図解・症例画像が超豊富!!
- 初学者でも読みやすい
- 専門医試験対策に役に立つ
それぞれについて簡単に解説していきます。
『わかりやすい核医学』レビュー&おすすめポイント3選!
カラーの図解・症例画像が超豊富!!
一番のオススメポイントは、とにかく図解・画像が豊富なこと。
見開き2ページに2-3枚のきれいなカラー図解・症例画像がついていて
内容が頭に入ってきやすいです。
紙質はツルツルで画像も文字もくっきりみえますし
印象としては『病気がみえる』シリーズに近いと思います。
見やすさがはんぱない!
また『画像の読み方』という疾患ごとの画像所見が非常に充実していて
疾患ごとの画像所見を調べる場合は『核医学ノート』よりも
こちらがオススメだと個人的には思います。
値段は13200円とちょっとお高く感じるかもしれませんが
きれいなカラーの図解・画像の多さ、わかりやすさを考えると
妥当な値段かなと思います。
ちなみにAmazonの『放射線医学・核医学分野』ランキングでは
核医学専門の本だと一番売れているようです(2021/6/28)。
高いけど良書・・・
背に腹は代えられぬか・・・
ちなみに、コスパが良い本が良いな・・・という方には
『核医学ノート』をオススメします↓
初学者でも読みやすい
各章の最初にはできるだけわかりやすい図解をつけました。また各章の最後にはPOINTの項目を設けました。他方やや専門的な知識は、NOTEとして別項目でまとめました。急いで読まれる方は、最初の図解とまとめに目を通すだけで概要をつかめます。他方専門的素養は、NOTE を含めて読破すると、かなりの知識が身につきます。もちろん、提示した症例に数多く目を通すと、画像診断の力が増します。
『わかりやすい核医学』序文より
序文にもあるように、学習しやすさを意識して作られているので
初学者でも理解しやすい構成になっています。
各項目にそれぞれ『病態生理』『検査の進め方』『画像の読み方(疾患各論)』が記載してあるので
- 何かわからないことを調べる
- 通読する
どちらにも使える本だと思います。
疾患各論がとても勉強しやすい本だと思います!
専門医試験対策に役に立つ
専門医試験には各疾患の画像所見について出題されるので
各疾患の画像所見が豊富にのっているこの本は非常にオススメです。
『わかりやすい核医学』より
検査直前には、リン酸化合物製剤の骨への集積が不良となるMRI造影剤(Gd-DTPA)やビスホスフォネート製剤は避ける
このように過去に専門医試験に出た内容も記載してあるので助かります。
これだけでも過去問2問くらいは解ける
『わかりやすい核医学』レビュー&おすすめポイント3選 まとめ!
『わかりやすい核医学』のおすすめポイントはこの3つ!
- カラーの図解・症例画像が超豊富!!
- 初学者でも読みやすい
- 専門医試験対策に役に立つ
『この疾患の画像所見ってどんなのだっけ・・・?』
と思ったら是非開いてみてくださいね!
疾患の画像所見チェックに活かそう!
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